Fall in love
ばか兄貴!!絶対家帰ったらしめる!!!(怒)
あたしは尚兄を睨むと、生徒会室の奥にある扉の中に会長と入っていった。
「ねぇ、尚斗と付き合ってるって本当なのか?」
会長は、少し怒った声を出しながら、あたしの手首をギュッと握った。
「いたっ!」
あたしが痛さに顔を歪めるとパッと手を離してくれた。
「わりぃ。大丈夫か?」
会長が今さっきとは違い、優しい声で謝ったので、あたしはびっくりしながらも「大丈夫です。」と答えた。