Fall in love
あっ!!
はやく弁解しなくちゃ。
「ちょっとあんただっ「あのね、修は全然悪くないの!!あたしがその…」
あたしは亜理姉が言い終わる前に言葉をかぶせた。
がんばれあたし!!
修はあたしを助けてくれただけなんだから…
「ナンパされたの。それで、無理矢理連れてかれそうになったところを、修が助けてくれたの!!だから、修は何も悪くない」
あたしは涙目になりながらも、やっと最後まで言えた。
少しの沈黙が過ぎ、亜理姉がため息を吐きながら話し出した。
「はぁ〜最初から本当のこと言えばよかったのよ。修くんありがとう。迷惑かけてごめんね。」
亜理姉は修に微笑みながら頭を下げた。
「あっ、いえ。気にしないでください。ぢゃあ俺、帰ります。」
「ちょっと待って、修くん。」
「へっ?」
「よかったらうちで、一緒にご飯食べない?亜夢助けてくれたお礼ってことで♪」
はぁ!!
なんで夕御飯招待してんの?
もう、お礼言ったしいいぢゃん。亜理姉何考えてんの〜!?
「えっ、いやその、なんか悪いですし…」
修は今だに亜理姉と亜優姉の誘いを断っている。
しかし、修があんなにタジタジしてるとこあんま見たことないなぁ〜。なんか新鮮でいいかも…!!
それにおもしろいしっ。
結局お姉ちゃん達に、負けた修はうちでご飯を食べて帰ることになった。