オトナ彼氏∞



教室に戻るなり、りっちゃんが私の机に寄ってきた



「さ、結花をこの夏休みで変えるわよ!」


ニヤニヤと笑うりっちゃんに私はただ言葉がでなかった



「か…変える?」


「そうよ!まずは一緒にプールに行くから!」



ほぼ強制的に話が進むのを私は何も言えずに黙っていた



「それからメイクの練習をして、洋服のセンスも磨いて…」


りっちゃんはスッゴく楽しそうに話す


何がそんなに楽しいのかな?



きょとーんとしている私に気づいた様子のりっちゃん


「こら!あんたのための話なんだからちゃんと聞きなさい!」


「な、何をそんなに考えるの?!」



ようやく私は言葉が出た



「何をって…あんたが正樹さんに告白するためでしょ!!」









………へ?

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