オトナ彼氏∞
いつもはあんな風に言わないのに…
どストレートに言われると…
「敵わないよぉ」
「なにがかしら、結花ちゃん?」
突然、背後から声がして私はゆっくりと振り返った
そこにはすんごく笑顔なのに、後ろのオーラがハンパなく怖いお母さんが立っていた
「う…お、お帰りなさいませ…」
「楽しそうにお話してたわねぇ…。お風呂をほったらかしにするくらい…」
お母さんの言葉にハッとした
私、スイッチいれっぱなしだった!!!
私は慌てて風呂場へと向かう
そこには無残にもボコボコと煮だった形跡が…
明らかに50度はありそうな…
「ご飯も冷たいし、カーテンは閉めてないし、リビングの電気はつけっぱなしだし……」
「う……」
か、返す言葉が見つからないよ
「さぁて、夏休みが楽しみだわぁ」
おおお母さん、笑ってない!!!
なんだかいろいろありそうな夏休みの開幕です