オトナ彼氏∞
プールまでは電車で30分くらい
去年建て直したという建物は、レンガ作りの洋風な造りだった
周りにはたくさんの花が咲いていて、とてもロマンチックだった
「確か雄大達にチケット買っておいてって先に行かせたんだけど…」
りっちゃんは建物の前をキョロキョロと見ていた
私はというと…
『こんな可愛いとこ…正樹さんときたいなぁ』
なんてのんきに考えてた
「あ!いたいた!結花行くよ!」
「はーい!」
すっかりテンションの上がった私はりっちゃんの後を追う
我ながら本当に単純だなって思うけど…