オトナ彼氏∞
こんな何も取り柄がない私が…?
「里歩は明るいし、話しやすいから人気あるけど、結花は逆」
ぎゃ、逆って…
暗くて
話しにくい…と?
それって、いいとこなくない?
「つまり、ドジなとこが放って置けないってことだ!」
雄大は得意げに鼻を鳴らす
「…くだらな」
信は持っていたタオルを私の頭に乗せ、そのまま集合場所へと行ってしまった
雄大も後を追うように走っていってしまった
「何…?信、怒ってた?」
「別に、いつものことじゃない?それより清水先輩よ!行くわよ、結花!」
りっちゃんは1番先輩が見える席を取るためにと、走りだした
私もゆっくりと後を追う