オトナ彼氏∞
…そして、残された私と信
なんかめちゃくちゃ気まずいんですけど…
「し、信は行かないの?」
「…ああ」
会話続かないしっ!
なんか怒ってるし…
やっぱり私が迷惑かけたからだよね…
「結花」
「ん?」
自分の行為に反省していると、ふいに信が話しかけた
「…泳がないのか?」
「お、泳ぐよ?…そのうち」
私の意地っ張りを見破った信は、苦笑している
カナヅチだってわかってるくせに!!
「ごめん。からかっただけ。ほら、俺も行くから」
信は立ち上がり、私に右手を差し出した
鍛えられた体
引き締まった筋肉
チラチラと女の子が見ているのがわかった
「ほんと、信て人気者だよね」
私は信の手につかまり、立ち上がる
「は?そりゃお前だろ?」