オトナ彼氏∞
「なんだよ!めちゃくちゃイケメンになりやがって!てか、お前なんで連絡つかなかったんだよ!」
蓮さんは正樹さんの肩に軽くパンチをあてた
「ん?そりゃ…まあ…」
「…もしかしてあのケガのこと気にしてんのか?」
蓮さんの口からでた言葉に私もりっちゃんも雄大もピクッと反応してしまった
やっぱり正樹さんが関係してたんだ…
「あれはお前のおかげで助かったんだから、もう気にすんなって!」
蓮さんは正樹さんの肩を抱き、笑顔を向けた
…お前のおかげ?
『お前のせい』じゃないの?
「兄貴…どういうこと?」
信も蓮さんの言葉に気づいたらしく、不思議そうに蓮さんを見た
「ん?だから、俺が高3の時、ケガしただろ?あの時助けてくれたのは正樹だったんだよ」
た、助けた?
は、話が違くない?
「助けたって…兄貴は正樹さんのせいでケガしたんじゃねーのかよ!?」
信の言葉にキョトンとした表情の蓮さん
と、少し苦笑いした正樹さん
私もすごく気になる