オトナ彼氏∞
4th
初めて
「そこのコンビニでいいかな?」
「は、はい」
夢みたいだけど、夢じゃないんだ
私は今正樹さんの車の助手席に据わってる
そして、正樹さんのお家へと向かってる
「3時過ぎだし、小腹空いただろ?」
正樹さんはコンビニに車を停めて、わざわざ助手席を開けてくれた
流れるような動作に思わずくぎ付けになる私
私の視線に気づいた正樹さんは優しい笑顔向ける…
「ん?何?」
「な、なんでもないです!」
私は飛び降りるように車から出る
うう…
いちいちこんなことでドキドキしてたら、寿命が縮んじゃうよ…
「くくくっ。ほら、行こう」
正樹さんは挙動不審な私を見てまた笑いながら、私の手をとった
…ほら、またドキドキしちゃう