オトナ彼氏∞
さっきから余裕の正樹さん
私ばっかりがドキドキしてて、なんだか悔しい
だからといって正樹さんを慌てさせるのは無理…
…じゃないかも
私…いいこと思いついた!
「…正樹さん?」
「ん?」
至近距離にドキドキしつつ、私は少しいじわるなことを考えだした
「…私、この前プールに行ったじゃないですか」
「ああ…。あの4人でだろ?」
私が何を言うのか、まだわかってない正樹さんは、私の頭を優しく撫でている
なんか私猫みたい
「実は…その日の帰りに…信に」
「…結花」
…え?
まだ話終わってないんですが…
てか、この後が1番大事なんですが…
「また…信って呼んだね?」
「…あ」
ま、まさか
「いゃ…そ、それは…つい…」
「俺以外の男を名前で呼ぶなんて…。しかも俺の膝の上で…」
ま、まずいっ!
正樹さんを懲らしめようとしたのに、逆に私が追い詰められてる!?
「…ま、待って!」
「待たないよ…。お仕置きだ」