オトナ彼氏∞



「どいたどいた!」


「いてっ!って里歩かよ…」



りっちゃんがバシッと背中を叩いたのは雄大だった


「何よ!こんな集まって気持ち悪い!」


「気持ち悪いって…そりゃないぜ…」



雄大は涙目になりながら、叩かれた背中をさすっていた



「なんか校門の前に黒い高級車が停まってんだけどさ、それに乗ってる女の人がめちゃくちゃ美人なんだよ」



雄大は話終えるとにた~と笑う


「…あっそ」


「あ!ち、違うぞ里歩!これは浮気なんかじゃないからな!俺は里歩しか…ぐふっ」


「ウザいっ!キモいっ!」



りっちゃんの強烈なパンチが雄大のお腹に綺麗にヒット



…お、お大事に



「くっだらないっ!行こう結花!」


「は、はい!」




やっぱりりっちゃんには誰も逆らえないな



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