オトナ彼氏∞
翌日
私は朝一番にりっちゃんの元へと向かった
「りっちゃぁぁん」
「へ?何泣いてんの?」
私はりっちゃんに飛びつき、優しいりっちゃんの匂いを嗅いだ
もし最後になるなら…
いっぱい思い出欲しいもん
「あんた…まさか本当に死ぬとか思ってんの?」
「うううっ…。やだよぉ…」
りっちゃんは目を真ん丸にして、私を見た
「…結花。あんたはまだ死なないから大丈夫だよ」
「え?!ほ、本当!?」
りっちゃんの根拠のない励ましに私は勇気をもらう
「大丈夫よ。神谷さんに会うまでは…ね」
「ん?何?」
「別に~?さ、昨日言ってたいいもの持ってきてあげたわよ!」