オトナ彼氏∞
「普通に帰ろうとしたら、結花が爆睡してんのが見えてさ。…オヤジ達が寝顔見てて、また襲われるんじゃねーかって思ったんだよ」
私が何故送ってくれたのか理由を聞くと、こう返した信
…もう少し可愛く寝るようにしよっと
てか、お家でちゃんと寝なきゃだよね
「う…今後気をつけます。ありがとう」
「まあ…また遅くなったら送ってやるから。だから1人では帰るなよ?」
信は私のかばんに自分のかばんを当てながら言う
私は慌てて首を横に振った
「信だって忙しいでしょ?本当に大丈夫だから!」
「いいよ別に。どうせ方向同じだろ?変わんねーよ」
信は少し先を歩いていた
くるっと顔だけ傾けて、私を見る
「お前は安全に家に帰れる。俺は筋トレなる。悪いとこなんかないだろ」
「そーだけど…。いや、でも…!!」
「いいから。俺の好きでやってんだから!お前は気にすんな!」