オトナ彼氏∞
昔から大の運動嫌いで、運動会でもいい思い出はひとつもない
走るのも遅いし、泳げないし、握力だって15しかなかったし…
「りっちゃんはいいじゃん!泳げるんだから~!」
「ごめんって!ちゃんと教えてあげるから~!」
体育は1時間目
教室でSHRを終え、更衣室へと向かう
ちょうど男子達も向かう途中だったらしく、雄大と信に会った
「お!里歩と結花も入んの?」
「何よ!その顔は!」
りっちゃんは何故かニヤニヤする雄大の頭を叩く
信はあきれたようにその光景を見ていた
「いてっ!何すんだよ!」
「どーせまたくだらないこと考えてたんでしょ!この変態!」
りっちゃんは逃げる雄大を追うように走っていってしまった