オトナ彼氏∞


―30分後


「結花……。あんたここまでカナヅチとは思わなかったよ…」



りっちゃんまでもついにため息をついた



とりあえずプールに入ったものの…


息継ぎすら上手くできない私に、りっちゃんは呆れ顔



そりゃそうか…



「お、泳げなくても生きてけるもん…」


鼻まで水につかり、ぶくぶくと息をはく


「でも体育の評価はついちゃうよ?入らないでレポート出すってのもありだけどさぁ…」



りっちゃんはゴーグルを頭に乗せ、私を見た



「さすがにそれは嫌でしょ?確か…20枚くらい書かされるみたいよ?」



に、にじゅ…?!



「りっちゃぁぁん!」


「やる気はあるのにもったいないなぁ………あ!!」



< 74 / 226 >

この作品をシェア

pagetop