オトナ彼氏∞



その日の夜



正樹さんからメールがきていた



『今から電話していい?』



短いけど、とんでもない内容



「え…ええ?!電話ぁぁ?!」



―プルルルル



ちょうど携帯を見ていた私は、反射的に通話ボタンを押していた




『あ、結花?』

「ひゃ、ひゃい!」



突然すぎて変な声を出した私を正樹さんは笑った



いつもより低い声



電話を通すとこんな声なんだぁ





『元気か?あれ以来会えてないから、何してんのかなって思ってさ』


正樹さんが私のこと考えて電話してくれたって思うだけで、なんだか嬉しい








< 76 / 226 >

この作品をシェア

pagetop