オトナ彼氏∞



『あの日は友達と遊んでてさ。あ、男だからな?そんで夜中バカみたいにさ、筋力トレーニング行って…。そいつが筋肉馬鹿でさあ…。本当まいったよ』


筋力トレーニング…


なんだあ


よかったぁ



『安心した?』


「え?あ…はい!」


正樹さんから理由が聞けてよかった


だって、もう胸の痛みはなくなったから



『つーか、彼女がいたら結花に話しかけないよ。まあ、今回は俺自身も驚きだけど』


「え?」


『あー!なんでもないからな!』



少しこもったような声の正樹さん


『なあ…』


「は…はい?」


『…今度会えないかな?』





< 79 / 226 >

この作品をシェア

pagetop