オトナ彼氏∞
家に帰り、お母さんにカレー粉を渡す
自分の部屋に戻りベッドにダイブした
「はぁ…信ってば、なんであんないじわるするのかなぁ?」
しかも私ばっかり!
「ああ!なんかスッキリしないー!」
―ブルルルル
突然携帯が鳴り、私はしぶしぶ電話に出た
「はぁーい…」
『…結花か?』
…へ?
「か、か、神谷さんっ?!」
すっかり忘れてた!
電話しなきゃって思ってたのに!!
『あ、また神谷って呼んだな?正樹だって』
電話の向こうで苦笑する正樹さん
疲れてるのか、少しかすれた笑いだった
「あの…すいませんでした。ちょっと用事があって…」
『俺待ってたのに…なんてな。それより、結花なんかあったのか?』
「え?」
『なんか、不機嫌そうな声してたからさ。嫌なこととかあった?』
正樹さん…
自分も疲れてるのに、私のこと心配してくれるの?