オトナ彼氏∞
う!!
ま、眩しいっ!!
「…結花?」
「あ…な、なんでもないです!」
これからこんなドキドキに堪えていける自信ないんですけど…
正樹さんこそ、自分が格好いいって自覚ないのかな?
「まあ、いいや。結花が変なのはいつものことだし」
「ちょ、どういう意味ですか!!」
正樹さんはケラケラと笑う
くぅ!!
悔しいけどその笑顔には勝てません…
「な、腹減らない?近くのコンビニかなんかで買ってベンチで食おう?」
正樹さんはちょっと先のコンビニの看板を指さした
「あ…あの!!」
「ん?何?」
歩きだした正樹さんの腕をつかんでしまった
細いのに、がっちりとしていた
「ああ、あの…実は…お弁当…」
「え…?作ったの?」
私は首を縦に振るのがやっとだった
「まじ…?結花の手作り?」
「まあ…いちおう…」
やっぱり辞めとくべきだったかな?
こんな他人の作ったもんなんか食べないかな?