オトナ彼氏∞

「はあ～めちゃくちゃ上手いじゃん！」


正樹さんは照り焼きチキンサンドを一口かじり、最高の一言を言ってくれた


頑張って作ったかいがあったなぁ



「よかったです。あ…でも、他に何か考えてましたよね？勝手に作ってごめんなさい…」


「何を謝るの？俺何も考えてなんかなかったからむしろありがたかったよ？」



正樹さんは食べるペースもはやくて、すでに２つめに手を伸ばしていた


うちの家族はみんな少食だから、もりもり食べてくれる正樹さんは新鮮だった



「だってこんな上手いもん食べられたし、悪いことなんか何もないよ」


「正樹さん…」



私がうかれて勝手に作った弁当


作ってよかった



「ごちそうさまでした！めちゃくちゃ最高にうまかったです」


正樹さんは私の分のサンドまでたいらげ、無事完食


見ててスッキリするような食べっぷりだった