オトナ彼氏∞
広い公園を2人でゆっくりと歩く
あまり人がいなくて、涼しい風が頬に当たる
「あ~腹いっぱいになると眠くなるなぁ~」
「ほんとですね。今日もいい天気ですもんね」
日なたでは暑いけど、日陰に入るといい感じに涼しい
「ま、寝たらもったいないから寝かせないけどね」
「へ?」
もったいないからって…
何が?
「せっかく結花とデートなのに、寝てたらもったいないだろ?」
…そ、そんな
正樹さんてばそんな風に思ってたの?
「わ、私も…です」
「へぇ~?」
正樹さんはちょっと口元を緩めた
私はちょっと前を歩く正樹さんの隣に並んだ
でこぼこな私と正樹さん
こうして見たらやっぱりでっかいなぁ
「なんだ。結花から来てくれたんだ。積極的になったな?」
「え?!べ、別に意味なんてっ!!」
ただ…
隣を歩いてみたかっただけだもん…