with you
 斜めから見ると、本当にきれいな人なんだと気付かされる。


 男の人というよりはほんの少しだけ女性的な印象を受けた。


 愛理と別れる交差点まで行くと、ほんの少しだけほっとしていた。


「私はここで」


 そう声をかけると、愛理は笑顔で答えてくれた。



 ここから二分ほどで私の家につく。


 そのまま立ち去ろうとしたとき、依田先輩に名前を呼ばれた。


 振り返ると、彼は笑顔を浮かべている。


「またね」

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