林檎飴
1人になって、ふと目に留まったのは小さなshowwindow。
懐かしいものがそこには飾られていた。
金色のネックレスチェーンの先についた、小さなピンクダイヤのハート。
ハートが、ピンクダイヤのちっちゃい奴3つでできてるやつ。
「れーんーくーんっ!!!!!!!!!!!!」
凛の声。
まだ暑くて、夕焼けに染まった少し遠くの曲がり角に立っている。
「早く帰るよー!!!」
「おーっ!!」
先に帰ったと思ってたのに。
ちゃっかり待ってたか。