林檎飴


翔は、すっと手を上げておっかかっていた電信柱から背中を浮かせた。


「ったく、おせーよ。」


「お前が凛を追っかけまわすからだろ??」


「凛の言動が悪い!!!!」


「なんでそうなんの!!」


「だってそうだろ!!」


「あーうるさい!!!」


憐くんが止めに入った。


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