ピンクのタオル―恋人は野球選手―
―――――土曜日の夜。



『家に着いたよ。
出ておいで?』


尚人からメールが来た。





「行ってきまーす…」


私はそう言って家を出た。




「真鈴、もしかして彼氏~??」


お母さんがそう聞いてきた。



そ、そうだった…


お母さんには言ってなかった。



「…………う、うん~…」




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