ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「何あったか聞かねーけど
あんまり泣くなよ?
俺、真鈴が笑ってる顔の方が好きだから。」



「う、うん…」


尚人は私を優しく抱きしめて


私の頭を撫でてくれた。





ごめんね。尚人…



彼女がこんなに弱かったらダメだよね。




「なんかあったら言えよ?」


「うん。」




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