ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「あ、真鈴。
俺、家まで送るよ。」


尚人がそう言って車のキーを出した。



「え?いいよ!
明日も練習あるんだし、今日は早く帰って休んで?」


「いいって!
俺、送るー!」




そんなやり取りをしている私たちを見て


高橋選手が


「送ってもらいなよ。
こいつ心配なんだよ。な、尚人?」


と言った。



「あぁ。」


「じゃぁ真鈴ちゃんまたね~!」

高橋選手がそう言った。



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