ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「尚人、頑張って『無理なんだよ!!!』


尚人は大きな声を出して


私の言うことを遮った。





「無理なんだよ!
練習しても前みたいに打てない…
打率なんて3割切ったし…
どうすればいいんだよッ!!!!
頑張ったって…頑張ったって…!!!」


尚人、変だよ…


どうしたの?


こんなの尚人じゃ…ないよ。



「尚人、尚人そんなに弱音吐く人じゃないよ。
尚人は人一倍努力してて…
辛いことあってもいつも頑張ってた。」



「じゃぁ何?
真鈴は俺にどうしてほしいわけ?」


怒ってる。



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