ピンクのタオル―恋人は野球選手―
私にとって初めてだけど


尚人はそうじゃないんだよね。



そう思うと切なくなる。



「尚人…大好き…」


「ん?俺は違うよ。
真鈴のこと、愛してる。」



そう言いながら尚人は私の首筋にキスをしてくる。



「私も尚人のこと愛してる。
ずっとずっと一緒にいようね。」


「あぁ…
ちょっと痛いかもしれないけど我慢してな。」


その瞬間、私の首筋に痛みが走った。


なんだろう…



「真鈴は俺のものだから…」




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