ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「懐かしいな…」


「うん。」



「なぁ真鈴。」


「ん?何??」


尚人は真面目な顔をして


私を見た。




「もうすぐ卒業じゃん。
真鈴はどうするの?」


「お母さんの知り合いにパン屋をしている人がいるの。
そこで働くつもりだよ。」


そう。


私は大学に行かず働くことにした。




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