ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「お父さんとお母さんに言うなんて聞いてないよ~…」


「あはは、悪い…
時間があったし、言っておきたいなって思ってさ。」



尚人はにこっと笑った。




「さっきね、家に来て
大事な話があるっていいに来たのよ。
ね、尚人さん。」



「はい。」


そうだったんだ…



「尚人くんが真鈴の旦那になるなんて大歓迎だよ。」


お父さんはそう言って笑った。



「ありがとうございます。
あと、これ…」



尚人は封筒を出した。






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