乾柴烈火 Volatile affections
行為のあとで

シャワー借りますね

と言ってシャワールームへ入る。

クリニーク

ジュリーク

ロキシタン

ここのシャワールームにあるシャンプーや

ボディーソープの類をまじまじ見ながら

これは女の子に相当受けがいいだろうな

と思った。

適当に使いたい物を借りて

さっさとシャワーを浴びた後

寝室の様子を伺えば

鈴木さんはいびきをかきながら

ぐっすり寝ていたので

一緒に寝る気分ではなかった私は

そのまま寮に帰ることにした。

文句のつけようのない、

センスのいい部屋を改めて見渡した。

もう私がここに来る事はないだろう。

私は、そっと扉を閉じた。


朝の8時前に寮に戻った私は

寝ている彩を叩き起こして

チャーハンを作らせる事にした。

流石に怒るのかなと思ったけれど

彩は全く怒りもせず普通に作ってくれた。

たくさん踊った後のお楽しみは

いつでも彩が作ってくれる

油だらけでご飯がくっついた

ニンニクたっぷりの高菜チャーハン。


< 95 / 144 >

この作品をシェア

pagetop