練乳いちご



「お、小高くん…?」
「…ん~…?」

「眠いの?」
「ん~。」



最早語尾の高低だけで会話している小高くんは、頭がカクカクしてて可愛い。


そうか、あたしに合わせて小高くんも早くしてくれたから、早起きしたからか。

そういえば、あたしも学校から家遠いと思ってたけど、小高くんの方が遠いんだなぁ。


そう思ってる間にも小高くんは本格的な眠りに入っていく。



「あ、あたしの肩使ってもいいよっ」



言った後に恥ずかしくなってくる。

うわぁ、あたし、何いっちゃってんの!?
恥ずかしくて、顔が真っ赤になった瞬間。





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