餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜☆SECOND☆
そうなの?
そうは見えないなぁ・・・
などと思っていたらいつの間にか家の近くまで来ていたみたい
『ご飯食べていくよね?』
私は玄関の前に立ち止まり、カイに尋ねた
『うん!ミヤの手料理久しぶりだなぁ』
『上達してないけどね』
私の言葉にカイがクスクスと笑った
優しい笑顔で
そんな事ないんじゃない?
などと言ってくれる
本当に・・・カイは昔から人の機嫌をとるのが得意な様だ
『ミヤは先に家に入っててよ』
『いいけど・・・何で?』
よく分からない事を言うカイに首を傾げると
用があるんだ
・・・と、有無を言わせない言葉と笑顔を見せられ、渋々家の中に入った
どうしたんだろう・・・?
何か忘れ物でもしたのかな?
まぁ・・・いいや!
晩ご飯・・・カイが大好きなエビフライでも作っとこうかな?
私は急いでエプロンに着替えて一人で晩ご飯を作り始めた