餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜☆SECOND☆
これが俺ら・・・吸血鬼の死亡原因No.1だ
もちろん女の吸血鬼も同様
『分かってるよ。でもまだ2年もあるんだぜ?大丈夫だろ』
『2年しか無いから言ってんだよ!婚約だぞ?付き合うのと訳が違う』
俺は勢いのあまり、席を立ち上がって哉多に言い放った
そのせいで、またもや周りの視線が突き刺さる
『愁・・・落ち着けよ』
俺は「お前に言われたくない」と目で訴えながら静かに腰を下ろした
何も分かってない・・・こいつ・・・・・・
少しは危機感を持たなきゃならない年齢になっているのに・・・女と遊んでばっかで・・・
『お前は・・・!』
『あー、はいはい分かってるって!心配し過ぎだから』
少しは真剣に考えてほしいと思って説教やら何やらを始めようとした俺の言葉を遮って、哉多は面倒臭さそうに両手を挙げて俺を鎮めた
『いざとなったら、相手を見付けるって』
こいつ・・・本当に分かってない・・・・・・
俺は呆れてそれ以上言っても無駄だと悟り、話に終止符を打った
『で?お前はミヤちゃんと喧嘩でもした訳?』
『はぁ?』