餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜☆SECOND☆


いきなり唐突に訳の分からない事を言い出した哉多に首を傾げる


何がどうなってそうなるんだよ


『だって普通だったら日曜日は恋人達のデート日だろ?』


『あー・・・そういう事か・・・・・・なんか用事があるらしくて断られた』


まぁ・・・最初からデートの約束なんてしてなかったから断られたって表現は間違ってる訳だけど・・・


あいつがあんなに慌ただしく家を出ていくのを初めて見た気がする


遅刻ギリギリだったのか?


『なーるほど!それで男2人で虚しくファーストフードねぇ・・・』


哉多は2杯目のコーヒーを飲み干してつまらなさそうに言った


『虚しくは余計だろ』


俺は哉多をチラッと軽く睨んでから残り少なくなったポテトを一気にほお張った


『どっかに可愛い子居ないかなぁ〜?ミヤちゃんみたい・・・な・・・!?』


哉多は周りを見回し、ある一点を見ると、驚いた様に目を見開いた


なんだ?


俺も哉多の視線をたどってそちらを見る


・・・・・・・・・ッ!?


『お前・・・今日・・・デート断られたんだよな?』


なんで・・・・・・・・・・・・


『・・・・・・ミヤ?』


そこには俺が知らない男と手を繋いで歩いているミヤの姿があった








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