餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜☆SECOND☆
―ミヤside―
――――帰り道
今日はカイと一緒に様々な買い物をした
なんだか…カイが私にプレゼントしたかったらしくて・・・
結局ブレスレット買ってもらっちゃった・・・
よかったのかな・・・?
『こんな高そうな物・・・よかったの?』
私が隣で並んで歩いてるカイを見上げて尋ねるとカイは微笑んで私の頭を撫でた
『いーの!ミヤに凄く似合ってたから!』
そう言ってカイは私の腕を掴む
そこにはシルバーのシンプルなブレスレットがあり、真ん中にはハート型のピンクの石がはまっている・・・
この石は・・・宝石だろうか・・・?
だったら凄く高そうだけど・・・
『まだ気にしてんのぉ?ミヤは本当に優しいなぁ』
クスクスとカイが嬉しそうに笑いながら私の腕を掴んだまま歩きだす
え・・・?
掴んだまま・・・?
まぁ・・・別に気にしてはないんだけど・・・
『カイの方が優しいじゃん』
私がそう言えばカイは一瞬キョトンとしたあと笑顔を見せた
うわ・・・いい笑顔
カイは無駄にイケメンだから困る
『僕が優しいのはミヤにだけだよ』