1人の少女が同級生を殺すまで

「気持ち悪っ。」

私は一言そう言った。

別に何も面白いとは思えないし、笑えない。

だけど一応口角は上げておく。

高杉の股から
みるみる広がってた、土に染み込んでいる液体。


「お前、漏らすとか何歳やねん!」

シュンスケは笑いながら、高杉の背中を蹴った。

「もう笑いすぎて、殴れんわ!そろそろ帰ろ。」

シュンスケは高杉から離れて、仲間達から鞄を受けとった。
「写メっちゃお~!」
リナはいつの間にか彼氏との電話を終わらせていた。

「キョウコにも写メ送るわっ!」

「えっそんな気持ち悪いのいらん。」

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