春うララ~時代劇編~
【ララー4】


長屋の外で
井戸から水をくんでいる
小春。






遠くから
珍しく組み合わせの人が
歩いてきた。







ララと川田である。






「先輩。…と川田さん。

珍しいですね
2人一緒だなんて」





「ああ。
偶然鍛冶屋で会ってね。

そのまま一緒に
帰ってきたのよ」






「そうなんですか」






…ってか偶然鍛冶屋って

何で鍛冶屋に
行ったんだよ…






その方が謎であるが、
まあいつもの事だから
気にしない。






「先輩それより
これからおはぎでも
買いに行きますけど、
どうします?
留守番します?」







「う~~~ん…

じゃあ三人で行くか」






「アーラいいわね。
お供するわ春ちゃんウフ」







…マジッすか……






仕方ない…

連れてこう…







そのまま三人は
町中へ出かけました。






着物を来た人間
三人……






当然
その中で男である川田は
ジロジロ
周りに見られていた。







(うう…
私がなんか恥ずかしい…)






よくこの人は
平気なんだなと思います







「は~~~~るちゃん
あれ見て
可愛いかんざしよ!」






これが普通の女の子なら
カワイイのに…







「ほーら春見てみなよ。

路地裏で若い男女が
キスしてるわよ

見てるこっちが
燃えるわねえ~」







先輩は先輩で
女のくせに
こんなんだし…







性格的に
2人は入れ替われば
ちょうどいい人間に
なるのに。







2人
お互い頭打ち合って
入れ替わらないかな?







何気に小春も
ヒドい人間だった
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