それでもキミを


そうなると必然的に残されるあたし達。


もう4回目くらいなんだけど、この変な雰囲気が苦手…。


「…どうすんの?」


どうするって言われても…。


「…どうする?」


「「………」」


たっぷり沈黙。




先に口を開いたのは栗原だった。


「…ついてこいよ。」


…何で命令形なわけ?



でもつっ立ってるわけにも行かないからついて行った。


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