それでもキミを


周りの人がこっちをジロジロ見てる。


亜紀はジッと何かを考えている。


「…亜紀?」


はっと亜紀が何かを思い出したように顔をあげた。


そしてあたしに思いっきり顔を近づけて、


「…ヤバいっ…!!」


と言った。


元々大きい目が更に大きくなっている。



「え?」



亜紀はあたしを差し置いて色々考えて、



「うん。ヤバい。」


と言ってどこかにいった。



…何がヤバいの?

< 3 / 63 >

この作品をシェア

pagetop