殺し屋
「そんな事言うなら、アンタが一人でやれよ」
「冗談じゃ無い。今回は二人で協力する取り決めだろ?」
 何だその、いかにも『毎回共に依頼をこなしてますよ』的な口調は……!
 しかしまあ、確かに依頼は二人でやるという取り決めなのは間違いない。
 情報屋が言うには、どうやら標的等は常日頃、室内で過ごしているらしい。希に標的の協力者が買い出しに出ているらしいが、標的は外には出ないらしい。
 つまりまあ、標的が室内じゃあ、凄腕といえど狙撃のしようがないのだ。その為に、『俺』がいる。
 俺は標的宅にスモーク・グレネードやらスタン・グレネードを投げ、敵を屋外に誘導。姿を表した所を、すかさず凄腕狙撃手とやらが狙撃するらしい。
 因みに、標的との距離は三百メートル程度らしい。
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