殺し屋
「いや? 他には、スモーク・グレネードにスタン・グレネード。更に予備弾倉とナイフを……っておい、どうした?」
 喋っている途中に、協力者が深いため息を吐いたのだ。
「……何でもない。ただ、イメージしてたのより全然違うな、と思っただけ」
「どんなイメージをしてたんだよ?」
 おおかた、良いイメージでは無いらしい。
「まあ、機関銃や散弾銃を持ちながら暴れている様なイメージかな」
 俺は何処かの化け物かよ。
「そりゃあまあ、俺だってそうだからな」
< 16 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop