殺し屋
 注文のコーヒーが届き、静かに啜る。
 窓の外を見てみるが、それらしき人物はいない。
 まだ、時間に余裕はある。
 
 十数分が経った。もうすぐ時間だ。
 最後の一口を啜り、会計を済ませてから外へと向かう。
 指の間接を鳴らし、周りを伺う。
 大事にはしたくない。見つけたら人気のない場所に着くまで、着いていかなければならない。
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