殺し屋
 店の前で立ち止まり、時計を幾度と見る。他人からすれば、ただ人が来るのを待っているだけにしか見えないはずだ。
 数分が経った。そこで、標的が現れた。服装はこの町にとけ込んでいるが、目付きや体付きが普通じゃない。顔も見るが、間違いなく標的だ。
 その場から立ち去るのを待ち、歩き始める。
 標的は一定の歩測、歩幅に合わせている。時々、キョロキョロと周りを観察している。だが、まさか殺し屋が後ろに居るとは思われまい。
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