殺し屋
「いえ、それは標的の協力者であるヤンキー共です。本題はコチラです」
 TRが一枚の紙を机の上に置く。そこには、先ほどより詳しく情報が書かれていた。
「成る程……コイツが、ね」
 標的の名は『トゥディ』。なかなか、優秀な殺し屋らしい。
「今回の依頼はこの殺し屋の始末です。引き受けてくれますよね、『殺し屋を殺す殺し屋』なら」
 当然、引き受けてくれるだろうという顔で、俺を見つめる。
「いや、断る」
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