甘く柔らかく愛して

甘味料

 

 亜々人はいつも、私の私生活を甘く甘く染め上げる。




「…可愛?」




 目の前でキョトンとしてる知哉ちゃん。





「え、あ、…うん?ごめん知哉ちゃん」




 オシャレな小さなカフェ。



 平日の放課後は人があまり居ない。



 だからここへは放課後よく来てた。




 懐かしくて、また現実から離れそうになる。



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