やっぱりね…

正直言って、ショックだった。

でも、その人はいつもと変わりなく私に意地悪な行動をとってきた。
でも、私は素直じゃなかった。

だから、その人が言うこと、言うことに、つい憎まれ口を言ってしまっていた。

でも、その人は私が首が弱いからといってよく、首を掴まれていた。

その度に、私がおとなしくなって、その人を睨むのを、悪戯っ子のような笑みを浮かべて私を見てきていた。

その一連の行為は、なんだかんだいって、楽しみだったりした私は、Mだったんだと思う。


だからか、私の記憶にはその人と過ごしたこんな思い出しかない。


その年に何があったと聞かれれば、すぐに、この記憶が出てくるくらい。




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