恋愛バツゲーム

騙し



「てかまじピザ追加~!!!」

ここはカラオケ店。

私、三城可南子はクラスメートときていた。

「てかてか三城ちゃん!歌ってよ~」
「えー?私音痴だよ?」

「んじゃーっ70点以上っ!」
「えー?無理だよお…。」

結果。

55点。ひどい音痴だ。

「三城ちゃんっバツゲーム♪」
「何するの?」

彼女はくすって笑って、

「恋愛バツゲーム。」



「何それ?」
「うちの中学で流行ったの!ターゲットを
決めてその人と一ヶ月付き合うの!」

ふーん。
「いいよ。楽しそう。」

そんな軽い気持ち。

たいして考えてなかった。

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