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と、思っていたのに。

気が付いたら、あれから二日が過ぎていた。


「ハルナ、まだ返事してないの?」

カレーを頬張り、勝手につけたテレビドラマを眺めながら、ハルナは頷いた。
高橋は大きなため息を吐いた。


高校からの友人の高橋とは、住んでいるアパートも近いとあって、かなりの頻度で互いの家を行き来していた。
生活力が皆無の私、柏木ハルナにとって、高橋は無くてはならない存在だった。
高橋は姐御肌で、大人っぽいからついつい甘えてしまう。

「どうすんの?ユウ返事待ってんじゃないの?」
「だって…同棲だよ?無理じゃん」
「でもユウがしようって言ってきたんでしょ?」
「そう。だから意味が分かんないの」

ユウというのは、高二の時から付き合っている、ハルナの彼氏。
もうかれこれ三年も付き合ってる事になる。
大学生になってからは、主にユウの仕事の都合で、以前より会うことが少なくなっていた。
だからなのか、何なのか。
あのユウが「同棲しよっか」だなんて。
意味が分かんない。


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